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無意識の反応から解放される

こんにちは。
マスターコーチの丸山です。

今日は、
「無意識の反応」について
考えたいと思います。

私たちの悩みの多くは、
人間関係が関与しています。

その人間関係の悩みの多くは、
相手の(無意識の)反応に対する
自分の「無意識の反応」
ではないでしょうか?

このことは、
家族やパートナーとの
コミュニケーションで
顕著に現れると思います。

例えば、

私がパートナーに話しかけます。
それに対する相手の反応が
気に入らなかったとします。

そんな時、私は相手自身のことが
気に入らないと考えるのですが、
実際には相手の「反応」が
気に入らないのです。

そして、
何故気に入らないかというと、
そのような対応をされると、
自分の中で不愉快になるという
メカニズムが「自動的」に働いて
いるからです。

それは自分自身の反応です。

相手はそのきっかけを作っただけ
で、根本原因ではありません。

こうしたことは、
人間関係に限らず、
あらゆる場面で起きていると
思います。

何か事柄が起きた時に無意識に
自動的に反応してしまうのです。

・部下がミスをした時。
・仕事が自分の思い通りに
いかない時。
・自分が何か失敗した時。

こんな時、
自動的にマイナス感情が
湧き起こってきて、
こんな小さなことで感情が
乱される自分に対して、
さらなるマイナス感情が
生じることもあります。

こういう時は、
最初のマイナス感情をしっかり
感じることが大切なのです。

感情は心的エネルギーなので、
使えば無くなります。

嬉しいことがあったとき、
私たちはその嬉しさを
感じますよね。

感じるから嬉しいと言う感情は
消費されて、やがて無くなるのです。

一方、嫌なことがあった時や
マイナス感情が起きたとき、
私たちはそれをなかなか
感じようとしません。
むしろ、逃げようとします。

思考に走ったり、
気を紛らわせようとしたりして、
自分の気持ちを感じようと
しないのです。

だから、その心的エネルギーは
消費されずに残るのです。

マイナス感情を無視し続けた場合、
その感情は無意識に入り込みます。
(あるいは身体のどこかに
蓄積されます)。
無くなっていないのです。

脳が認識できないだけで、
マイナス感情は無意識(潜在意識)
に存在しているのです。

そして、私たちは、
その無意識に存在している
マイナス感情に自動的に
コントロールされるのです。

そこには、真の意味で
自分の「選択」はありません。
人生を作り出す創造性も
ありません。

これが、
「なぜかうまくいかない」
ことの原因です。

無意識に反応するのではなく、
自分の心を止まって観る、聴く。
そこに気づきが生まれます。

私たちの人生のほとんどは
「無意識の反応」の連続ですが、
そこから解放される可能性を
秘めているのが、コーチング
なのです。

トリプルAのエキスパートコース
では、こうした深いことも、時々、
話し合っています。

東京コーチング協会理事
丸山達哉

コラムを執筆したコーチ

丸山 達哉 丸山 達哉
まるやま たつや

役職・所属等

一般社団法人 東京コーチング協会 理事
リードセルフ株式会社 代表取締役

資格

東京コーチング協会マスターコーチ(TCAMC)
国際コーチング連盟認定マスターコーチ(MCC)
国家資格キャリアコンサルタント

プロフィール・メッセージ

富士ゼロックス株式会社の中央研究所、人事本部・教育部を経てコーチとし て独立。幼稚園の頃から科学者になりたいと思い、大学では物理学を専攻 し、企業の研究所に就職。そこで15年間、研究開発に従事。いまでも研究開 発のことを […]