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「戦略」と「戦術」

こんにちは!TCA情報局です。

新緑が美しい季節になりましたね。
楽しかったゴールデンウィークが終わり、気持ちを新たに仕事に取り組まれている方も多いことでしょう。

ところで、仕事をする上で、よくこんな言葉を耳にしたり、意識したりすることはありませんか?

「戦略」と「戦術」

何気なく使っているこれらの言葉も、正しく理解せずに使っていると、

正しい行動ができなくなる→結果が出せなくなる

ことがありますので注意が必要です。

そこで、本日のコラムでは、この「戦略」と「戦術」について少し考えてみたいと思います。

まず、2つの言葉の意味を辞書で調べてみますと・・・

「戦略」
組織などが運営していくための将来を見通した方策や目標を達成するためのシナリオ。

「戦術」
目標を達成するための具体的な手段、実践的な計画。

これらの意味から判断できることは、「戦略」が長期的・大局的であることに対し、「戦術」は短期的・具体的であるということです。

言い換えれば、先に「戦略」面があり、その下に「戦術」面がある、と言っても良さそうですね。

実は、コーチングに関しても「戦略」と「戦術」というものがあります。

コーチングの「戦略」とは、コーチングを効果的に進めるための、ゴール設定方法やクライアントとの関わり方といった運営方法を指します。

一方で「戦術」とは、「戦略」を実現させるための具体的な方法、例えば「質問」「フィードバック」といった具体的なスキルを指します。

一般に、企業研修やコーチング一日講座などでは、時間的な制約もあり、「戦術」面に触れることはあっても「戦略」面まで及ぶことは少ないでしょう。
ゆえに、「コーチングを学んだけど使えない」という現象が起きるとも言えます。

もし、あなたが同様の悩みを抱えているとしたら、今こそ「戦略」を学ぶ時なのかもしれませんね。