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過去を振り返る意味

こんにちは。
東京コーチング協会の渥美です。

師走ですね!

今年、あなたはどんな一年を
過ごしてきましたか?

この1年を振り返ることで、
普段あまり感じていない
努力した自分や成長した自分に
気づくことが
できるかもしれませんね。

コーチングでは、
クライアントに未来志向で
将来のビジョンや目標、
ありたい自分の姿などを
思い描いてもらいますが、
今までの人生における
経験や獲得してきた能力なども
お聴きします。

実際、自分の経験や才能、
獲得してきた能力などは
自分独自の強みと
認識していないことが
多いかもしれません。

なぜなら、強みは
自分にとっては
容易にできることだったり、
あまり意識することなく
当たり前にできること
だからです。

だからこそ、
強みとも呼べるのですが、
意外に自分では気づいて
いなかったりします。

クライアントが
心から実現したい
将来のビジョンや目標、
ありたい姿が
明確になったとしても、

その実現に自信が持てず、
諦めたり目標を低くしたり
しようとすることが
あるかもしれません。

そんな時、
クライアントの
これまでの人生で
経験してきたことや
実現してきたこと、

そのような経験を通じて
得られた能力や
伸ばしてきた才能などを
じっくり丁寧にお聴きしながら
承認することで、

クライアント本人にとっては
当たり前のことなので
強みとは認識していなかった
才能や能力に気づくことが
あります。

あなたも、
後から振り返ってみると、
今までの経験はこのビジョンや
目標を実現するためにあったのだ
と感じた瞬間がありませんか?

遠回りなようでも、
後から振り返ると
大切な経験だったと
意味づけられることがあります。

人はそれぞれユニークな経験を
してきていると思います。

クライアントが実現したい
ビジョンや目標に向けて、
活かせるクライアントの
ユニークな経験や能力を
きっとクライアントは持っている
と信じて聴いていくと、

クライアントの自己理解が進んで
自分の強みに気づき、
実現が難しいと感じていた
ビジョンや目標を実現する
自信がきっと湧いてきます。

ありたい未来に向かうために、
少し立ち止まって過去を振り返る
ことは大切ですね。

私もクライアントの力を信じて、
クライアントと一緒に
これまでの人生を振り返り
自己認識を支援できる
コーチでありたいと思います。

TCAのTriple A Expertでは
ライフラインチャートといった
ツールを使い、クライアントの
これまでの人生を客観的に
振り返る手法を学びます。

ぜひそのような学びの機会も
活用してみてください。

あなたはクライアントの力を
どれくらい信じていますか?

渥美 貴生

コラムを執筆したコーチ

渥美貴生 渥美貴生
あつみたかお

役職・所属等

一般社団法人 東京コーチング協会 運営委員

資格

東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ(PCC)
The Coaching Clinic® from Corporate Coach Uファシリテーター

プロフィール・メッセージ

中央大学経済学部経済学科卒。英国国立レスター大学MBA。 現在、外資系化学メーカーでコーチングを活かしてマネジメントをしながら、 ビジネスコーチ、メンターコーチとして活動中。 私は、現職で部下育成に悩んでいた時に、コーチ […]