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コーチのためのNLP基礎④ 地図は領土ではない

こんにちは。
東京コーチング協会福岡支部の
丸地です。

コーチのためのNLP基礎を
今回のコラムでもお送りいたします。

過去の記事に興味がある方は、
こちらからご一読ください。

▼過去のコラム一覧
https://tca.tokyo/coachlist/maruchi/

では、今日のテーマです。

NLPには、様々な「前提」があります。

この前提を守ることで、
心理学のテクニックが
有効に働きます。

この前提の中でも
最も有名で重要なものが、

「地図は領土ではない」

という言葉です。

「地図」とは、私達の世界の
認識の仕方を指します。

私達は様々な経験を通じて、
自分なりの価値観や世界観を
作り上げています。

言い換えれば、
自分だけの固有の地図を
作っているのです。

前回ご紹介したVAKを使い
世界から情報を得ることで、

その情報に基づいて自分の地図を
作っていきます。

VAKの使い方が人によって異なるため、
その情報は偏り、独自の地図となります。

そして、この地図に基づいて
私達は物事判断したり決断したり
しています。

そのため、同じ経験をしても、
それぞれに異なる地図を持っているため、
捉え方や感じ方に違いが生まれるのです。

しかし、ご存知のように
地図というものは現実世界を
正確に記したものではなく、

一部省略されていたり、
歪曲されていたりします。

その方が地図としては
使いやすいからです。

そして、地図の内容の中には、
昔は役に立っていたけれども、
今は役に立たなくなっている
ものもあります。

これは時に、
新しく前に進もうとする際に
障害となります。

NLPでは、この自分の地図を
書き換えることで、

行動の幅を広げたり、
前に進む力を高めたりします。

いかがでしょうか?

この考え方は、
コーチングにおいても
重要になると思います。

究極的にクライアントのことを
理解するとは、

クライアントの地図を理解する
ということです。

また、コーチングを受ける
クライアント自身も、

自分の地図に気づき、
得たい成果を元に
地図を書き換えていく。

そのプロセスを支援するのが、
コーチングと言えるのでは
ないでしょうか。

とうことで、今回はここまで。

またニーズがあれば
書きたいと思います。

今後も、コーチのため、
コーチングを学ぼうとする方のために、

書いていきたいと思います。

ちなみに、3月には短い時間の
セミナーを実施する予定です。

予定が決まりましたら、
またお知らせいたしますね。

では、またお会いしましょう。

丸地 見典

コラムを執筆したコーチ

丸地 見典 丸地 見典
まるち けんすけ

役職・所属等

一般社団法人 東京コーチング協会運営委員
株式会社maru-suru代表取締役

資格

東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
全米NLP協会認定トレーナー
7つの習慣®for不動産ファシリテーター
LABプロファイル® マスターコンサルタント
LABプロファイル® 認定コンサルタント&トレーナー
米国NLP&コーチング研究所認定 DSRトレーナー
タイムラインセラピー® プラクティショナー
米国NLP&コーチング研究所NLP催眠療法認定プラクティショナー

プロフィール・メッセージ

◇プロフィール◇ コーチ、講師として福岡を中心に活動。 大学卒業後、高等学校社会科教諭として着任。全日制課程の教諭を務める傍ら、通信制課程の立ち上げを行う。学校に通えない生徒にも学ぶ機会を提供するために全力を尽くす。 そ […]