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プログラミング教育とコーチング

東京コーチング協会の大谷です。

突然ですが、もう1年半前になりますが2020年の4月から小学校でプログラミング教育が始まりました。
ソフトウエア開発を長年経験してきた私は興味津々なのですが、文部科学省が書いている「小学校プログラミング教育の手引」を読んでみると、こう書いてあります。

小学校プログラミング教育のねらい
*プログラミング的思考を育むこと
*プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータ等の情報技術によって支えられていることに気付くことができるようするとともに、コンピュータ等を上手に活用して身近な問題を解決したり、よりよい社会を築いたりしようとする態度を育むこと

なんか理解が難しいですよね、特に「プログラミング的思考」って何? となるのが普通です。

手引きの説明は割愛しますが、私なりに翻訳すると以下のような感じだと思います。

解釈:
社会には問題が溢れていてこれらの問題を解決することが社会人には求められるようになる。
どのような問題に取り組むかを決めて(問題発見能力)あるべき姿と現状を把握して目標設定し、何をどうすれば解決できるかを探求するプロセスで、プログラミングのような論理的思考を駆使して効率的に問題解決ができる人材を育成する。

プログラミング的思考プロセス:
①問題や課題の解決のため(目的)→②どうすれば解決できるか(探求)→③そのために必要な知識は?(方法&学習)

つまり、日本の教育もやっと目的志向になってきたということですね。
今までは、「国語・算数・理科・社会」、これを勉強しなさいでしたから、何のために勉強するのかよくわかりませんでした。

同じようにコーチングは目的思考で人を成長させてくれます。
子供達の思考プロセスも、徐々にコーチングのプロセスに近づいてきています。

私はプログラミングとコーチングの両方を学びましたが、プログラミング教育を受けた子供達がコーチングにも通じる思考プロセスを繰り返し体験することで成長し、10年後社会に出て大活躍する姿が目に浮かびます。
(これってフューチャーペーシング???)

寒い日が続いておりますが、お互い体調にはくれぐれも注意してください。

コラムを執筆したコーチ

大谷 敏 大谷 敏
おおたに さとし

資格

東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)

プロフィール・メッセージ

【経歴】 国立電気通信大学電気通信学部経営工学科卒業(1984年) 富士ゼロックス株式会社入社後、複写機/複合機のソフトウエア開発に従事(1984年~2015年) 富士ゼロックス株式会社にて、主にマネジャー層とリーダー層 […]