コーチへの道のり ～すでにそこにある「強み」～

コーチングによって

自分の環境を変えたことにより、

私のニーズ (本来の自分であるために必要な欲求)は、

満たされるようになりました。

そのことにより、

毎日は驚くほど快適になっていました。

それでも、私はコーチングを 受け続けました。

あるセッションで

話がコミュニケーションに触れた時、

突然、コーチは言いました。

「あなたの強みはコミュニケーションにあると思う」

私はとても驚いて、否定しました。

なぜなら、あまりにもコミュニケーション下手なので、

友達に隠れて話し方教室に通ったような人間です。

そんな自分が、

コミュニケーションが上手なわけがないと思ったのです。

それでもコーチは言いました。

「でも、あなたは人前で 話をしていますよね？」

私は答えました。

「そのくらい、誰にでも出来ますよ。

口があれば、話すことくらい、 誰にでも出来ると思います」

「そうかな？　技術者で、丸山さんのように話せる人って、

意外と少ないと思うけど」

コーチのきっぱりとした力強い言葉に、

そんなものかなーと思いました。

私は自分の強みは科学的にものごとを考えることで、

弱みはコミュニケーションだと思っていたのです。

でも、コーチのいろいろな質問に答えているうちに、

「そうか、少なくとも技術者の中では、

自分のコミュニケーションは強みと言えるかもしれない」

と思えるようになっていったのです。

経営学者であるピータードラッカーは、 こう言っています。

「誰でも自らの強みについてはよく分かっている。

だが、たいていは間違っている。

わかっているのはせいぜい弱みである。

それさえ間違っていることが多い」

（ピータードラッカー「プロフェショナルの条件」より）

私はコーチングによって、

いろいろな角度から自分について質問されて、

はじめて自分の強みを知りました。

コーチングを受け続けたことによる

こうした「気づきの積み重ね」が、

この後、私の人生を段階的に

大きく変容させていったのです。

あなたは、自分の強みを知っていますか？

あなたは、人の強みを発見することが好きですか？

もしも、自分自身に興味があるのなら、

そして、人に興味があるのなら、

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