一歩一歩、一見すると単調な歩みを進めていくと

こんにちは、 東京コーチング協会 バンコク在住の小池です。
私の魅かれる飛行士/小説家である アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリの 言葉に、
「救いは一歩を踏み出すことだ、さて、もう一歩、そしてこの同じ一歩を繰り返すのだ、」 という一節があります。
コーチングに出会ってからの3年間 (私にとっては組織人からの離脱、独立をして自分の人生を確立させていく3年間だったのですが、)
を振り返ってみますと、 私の後ろには一歩一歩の単調な足跡が点々と続いているように感じます。
一見単調な一歩一歩をひたすら繰り返して来ただけ なのですが、最近ふと周りを見渡してみると最初の頃とはかなり異なった
開けた風景が広がってきている事に気がつき始めています。

内面的にも最初は即物的な目先の目標に囚われていたのが、自分自身の存在やミッションやバリューへの思いに変わり、
その事が周囲に関わる人達との関係を少しづつ変えていくような実感を伴うようにもなってきました。
技術的にも並行して進めていた幾つかの事柄がコアとなる部分で繋がってきているとの感覚もあり、これらの変化は将来の展望を
より可能性のあるものに広げてくれているように感じています。

私にとっての始まりはコーチングとの出会いでしたが、何かのきっかけや、出会いに敏感になり、そこから何かを感じたら、
立ち止まらずにまず一歩を踏み出し、踏み出したら右足、左足と 交互に歩みを止めることなく 繰り返して行く事で、気がついた時には
どこか今まで知らなかった領域に辿り着きつつあるのかもしれません。
但し、そこが到達点だと思って歩みを止めてしまったら、そこ迄であり、更にその先には何があるのか見てみたいという好奇心や探求心を
失ってはならないという事も大切かもしれません。
しかし、実際には歩みを止めなければ車窓の景色が流れて行くように、次々にこの先に何があるのか見てみたいという気持ちは自然に湧き上がってくるようです。

私にとってのコーチングとは最初は目的そのものであったと思いますが、 今見えてきている風景の中でのコーチングは、手段であり、
そしてこの手段の持つ可能性を追求していきたいとの思いに変りつつあるように感じています。
歩み続けて行くと、常に未体験ゾーンに突入していくという感覚をもらえるコーチングに 出会えた事(偶然の出会いですが、) には感謝をしています。

サン=テクジュペリの別の言葉に、「人生には解決法なんかないんだ、あるのは、前に進む力だけだ、解決法は、後からついてくるものさ」 というのもあります。
さあ、何かを感じたら、立ち止まらずに、まず一歩を踏み出し、その同じ一歩を繰り返して行って、さて、その先に何が見えてくるのかとワクワクしてみませんか?
「歩みだけが重要である、歩みこそ、持続するものであって、 目的地ではないからである。」
(アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリ)

小池 信道

小池 信道

Koike Nobumichi

東京コーチング協会 運営委員
Thai Japan Coaching Associates Co., Ltd. Founder & Director
資格
  • 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
  • 国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ(PCC)
予定どおりにはいかないから人生は面白い
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