2024/06/28
迷子(ロストポジション)の楽しみ方
こんにちは、
東京コーチング協会
バンコク在住の小池です。
このコラムを読まれている方は
何らかの形でコーチングにご関心
がある方々だと思います。
皆さんにとってのコーチングの
目的地とは何処でしょうか?
私はコーチングとはおよそ縁の
ない中で社会人生活を送って
きました。3年近く前に初めて
コーチングに出会い、コーチングの
可能性に魅かれ、それからは脇目も
振らずにひたすら学習をし、実践を
続けてきたとの思いがあります。
充実した挑戦の時間です。
(実は学習と実践には終わりが無く、
挑戦は現在進行形で続いています)
そして、2年ほど前からはコーチとして
独立をしてブルーオーシャンの
海原を目指しての航海へと
旅立ちをしました。
航海で大切な事は目的地への方角、
その為に常に現在位置の把握して
おく事ですが、ブルーオーシャンを
目指して勢いよく船出をしたのは
良いのですが、ブルーオーシャンが
どの方角にあるかは見定めず大方
の見当で船出をしました。
現在位置についてはとりあえず
この2年間での様々な経験から
目的地へ向かっての方位から
大きく逸脱せずにOn Course上
ではある事はなんとなく分かります。
但し、目的地への方角がはっきりと
見えない以上、そこに到着するまで
の距離や時間を計算する事は簡単
ではなさそうです。
最近はそんな少し迷子
(ロストポジション)な状況に居る
今の自分自身を楽しんでいるような
気がします。
私たちは目標を持って
その実現の為に計画を立てて
実行して行かなければならないと、
子供の頃から大人(社会人)になっても
ずうっと言われ続けてきませんで
したか?
最近みつけた資料「日本的経営と
ワールドクラスのギャップ」
(経産省:製造産業局から一部抜粋)
には、
日本的経営:「中期経営計画」
という固定的な時間軸に捕らわれ
がち(中計病)、抜本的取み組みに
着手しにくく、変化の早い環境にも
対応しがたい。
ワールドクラス経営:
中長期的なポートフォリオを常に
検討し、「長期的な視点」と「短期的
な視点」を両立させている。
と書かれているように、
周りの環境の変化(VUCAの時代)
に合わせながら(航海しながら)
目的地への航路を決めて行くことは、
決して迷子(ロストポジション)の
状態ではなく、時代にあった針路の
決め方なのかとも感じています。
思えば大航海時代の航海者たちも
海図も何もない時代に西へ
(あるいは東へ)向かえば新天地に
たどり着くだろうという希望に
押されて帆を上げたのだと思います。
(そして少数が目的地にたどり着き、
多くは海の藻屑と消えた)
そのように考えを進めてみますと
迷子(ロストポジション)とは
リスクを取りながら、次の針路を
決めて行く為の貴重な経験にも
思えてきます。(動かなければ
迷わない)
不確実性が増している時代にあっての
コーチの立ち位置としては、
既存の価値観やヒエラルキーに
捕らわれる事なく、
リスクを取る事を恐れず
海図なき航海に出かけ、
迷子(ロストポジション)になる事
も楽しむくらいの姿勢を持つ柔軟さ
も大切なのかもしれません。
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小池 信道
Koike Nobumichi
Thai Japan Coaching Associates Co., Ltd. Founder & Director
- 資格
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- 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
- 国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ(PCC)