どこに焦点をあてる？

コーチングとは何だ！ 議論を始めよう Vol.5 　

こんにちは、 　

東京コーチング協会の斎藤です。 　

コーチはクライアントに寄り添い、

クライアントの ゴールに向けて伴走します。

クライアントが考えたい事を受け止め、

クライアントの望む方向でセッションを進めていきます。

一方で、コーチは伴走しながらも、

クライアントと別の視点を意識することが大切です。

例えばクライアントのテーマがキャリアについて、

どんな仕事がやりたいかを考えたいとなった時に、

セッションは仕事そのものに焦点があたりがちです。

どんな仕事がやりたいか、

どんな業種や業態が向いてるか、

どんな条件ならいいか、

どんな会社が理想か、

など。

ここで焦点を仕事ではなく

クライアント自身にあててみるとどうでしょう。

クライアントの価値観や信念、

ニーズ、動機、能力などに

焦点をあて質問と傾聴で深めていきます。

これによりクライアントの心地よく過ごせる状態や、

楽しく前向きになれる状態、

情熱をもって取り組める状態、

などを認識できれば、

仕事そのものは何でもよいかもしれませんし、

自身を活かす方向性を

より広く、深い視点から考えられるかもしれません。

コーチは目の前の事象だけに囚われず、

クライアント自身にフォーカスする意識を、

常に持ちながらセッションを進めていたいと思います。

東京コーチング協会のTripleAプログラムの講座では

傾聴と質問のスキルを学ぶ時間をしっかりご用意してます。

そして講座だけではなく、

コーチング・ブラッシュアップ （会員勉強会）等でも

みなさんと議論を深めていきたいと考えています。