2023/01/20
それは、誘導ではないのですか?
こんにちは
東京コーチング協会の多田です。
1月から私が担当するEssentialコースの
38期がスタートしました。
どの受講生もそれぞれの描く理想のコーチになるために
真剣に学んでおられます。
真剣だからこそたくさんの疑問・質問がでてきて
活発なクラスになっています。
そんな38期の受講生からこんな質問をいただきました。
↓↓↓
クライアントから最初に出てきた対策案が
有効とは思えなかった場合
『他にも、どんなことができそうですか?』
と質問することは
クライアントのアイデアを“評価”し
もっとアイデアを出すように
“誘導”する行為になるのではないか?
という質問です。
私が 傾聴の極意は
「ニュートラルに評価せずに聴くことですよ」 とか
「コーチが意図する答えに誘導するような
質問はしてはダメですよ」と
強調しすぎたせいで真面目で素直な受講生に
誤解を与えてしまったと反省しました。
そもそもコーチングにおける誘導質問とは
どういうものでしょうか?
例えば
「そのアイデアもいいけど
○○(コーチのアイデア)の方が
もっと良いと思いませんか?」
と、クライアントが
“No”と言いにくい雰囲気で
コーチの意見を押しつける質問です。
誘導質問は次の二つの観点からNGです。
1. 「やらされ感」「言わされ感」があり
モチベーションが上がらない
2. クライアントの思考力が鍛えられない
『他にも、どんなことができそうですか?』 など
話の流れをリードすることは誘導ではありません。
仮にこれが誘導であれば
ゴール→現実→選択肢→意思を順番に聴いていく
コーチングの代表的なプロセスである
GROWモデルさえも誘導となり
コーチングが成立しなくなってしまいます。
コーチングは単純にクライアントが話したことを
思いつきで、あっちこっちと話題を変えながら
話をするものではありません。
限られた時間のなかで
気づきや学びを得ながら行動に繋げていく
という前提があります。
その意味でコーチはクライアントに
「ここにフォーカスして考えて欲しい」
と質問でリードするのです。
上手なリードの仕方については
クラスで一緒に学びましょう!
多田 雅彦
Tada Masahiko
株式会社シナプスワークス代表取締役
- 資格
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- 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
- 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ
- Points of YouⓇ認定エキスパート
- シチュエーショナル・リーダーシップⅠ&Ⅱ認定講師
- 組織開発ファシリテーター(日本マンパワー)
- HOGAN認定コーチ
- DiSC認定講師
- 戦略MGインストラクター
- ファイナンシャルプラン技能士2級
- 担当コース
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- エッセンシャルコース
- エッセンシャルキーストーン