目標設定のコツ

こんにちは。 東京コーチング協会運営委員の多田雅彦です。 今日は「目標設定のコツ」についてお話しようと思います。
オンラインでの仕事が中心となり、元々姿勢が悪い上に、身体が堅くなっているのを感じて最近定期的にストレッチを受けています。
そこのスタッフさん(以下、「ス」=アスリートにストレッチを提供するプロフェッショナル)との会話です。

私:「多少なりとも、痛みを伴うストレッチを続けてもらうコツは何ですか?」
ス:「そうなんですよ。特に中高生のアスリートへの指導は苦労します。彼らに、『このストレッチは○○筋を緩めるのに効果的だよ、だから寝る前に必ずやろうね』と教えてもなかなか続けてくれないですよね~」
私:「そんなとき、どうするんですか?」
ス:「○○筋に効果があるのはその通りなんですが、そういう言い方ではなく、その結果どうなるのかをイメージしてもらうんです」
私:「へぇ~、つまり?」
ス:「つまり、これをやると『安定してシュートが決まるようになる』『当たり負けしなくなる』など、選手が欲しい状態が手に入るよ、と直接的な表現をするのです」

これを聞いて、コーチングでクライアントに目標設定をしてもらうときのコツと似ているなぁと感じました。
クライアントが挑戦しようとするとき、彼らが掲げる目標は、時に痛みを伴うこともあります。
その時に、コーチングでは「How(どうやったら上手くいく)」だけをクライアントに考えてもらうのではなく、
「Why(なぜ、何のためにそれをする)」や「それが実現したとき、どんなことが手に入る?」を直接的にイメージする支援をします。
更には、その欲しい状態が達成されたときの自身の感情や、周囲の反応(例「上司からどんな言葉を掛けられている?」)などを、
ありありとイメージし、具体化してもらいます。
そして、「痛みなどネガティブな要素<得られるものの魅力などポジティブな要素」になったとき、クライアントは自然と自発的に動き出すのです。
このように、目の前のゴールのひとつ・ふたつ・更にその先までイメージさせ、痛みの先に得られるものの魅力を最大化することが、目標達成のコツなのです。

多田雅彦

多田 雅彦

Tada Masahiko

東京コーチング協会 監事
株式会社シナプスワークス代表取締役
資格
  • 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
  • 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ
  • Points of YouⓇ認定エキスパート
  • シチュエーショナル・リーダーシップⅠ&Ⅱ認定講師
  • 組織開発ファシリテーター(日本マンパワー) 
  • HOGAN認定コーチ
  • DiSC認定講師
  • 戦略MGインストラクター
  • ファイナンシャルプラン技能士2級
担当コース
  • エッセンシャルコース
  • エッセンシャルキーストーン
コーチングはサイエンスでありアート
国際コーチング連盟より、LEVEL1、LEVEL2の認定を受けました
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