独立プロコーチに必要な事とは “言葉の力を鍛える” その24

こんにちは、柴山甲子朗です。もうすぐ11月ですね。秋をすっ飛ばして冬の入り口にいるような気分です。
夏の熱気から少し解放されるとどこか“内省モード”に切り替わる。そんな時期ですね。
前回は「スタイルと信念」についてお話ししました。
今回は、そこからもう一歩踏み込んで「コーチとしての“言葉の力”」についてお伝えしたいと思います。

◆言葉がコーチングの“質”を決める
どんなに素晴らしい問いも、どんなに深い信念も、最後は「言葉にできているか」でその伝わり方が大きく変わってきます。
そしてプロコーチとして長く活動していくほど、一つひとつの言葉に対する“繊細さ”と“感度が問われるようになります。

◆いい言葉を持っているコーチは、やっぱり強い
私が出会ってきた優れたコーチ、経営者たちに共通しているのは、「言葉の引き出し」が圧倒的に豊かであるということです。
・一瞬で場の空気を和らげる言葉
・クライアントの視座をガラッと変える言葉
・行動を後押しするシンプルで力強い言葉
そういう言葉を“自然に”選べるようになるには、日頃から「どんな言葉を自分が使っているか」に意識を向けることが大切です。

◆プチワーク:言葉の棚卸しをしてみよう
今日は、あなた自身の“言葉の質”をチェックするために、こんなプチワークをしてみてください。
Q1:最近、セッションで自分がよく使っているフレーズは?
→その言葉は相手の行動や思考を動かしていますか?

Q2:印象に残ったクライアントの言葉は?
→なぜその言葉が記憶に残ったのでしょう?

Q3:あなた自身が大切にしている“座右の言葉”は?
→それは、どんな場面で力をくれますか?

こうして“言葉の棚卸し”をすることで、コーチとしての言葉の質が少しずつ磨かれていきます。

◆柴山の気づき
最近、自分がセッションで使った何気ない一言が、クライアントの行動を大きく変えたことがありました。
その時、あらためて思いました。「何気ない言葉こそ最も深く届く時がある」だからこそ、コーチは「どんな言葉を選ぶか」に誠実でありたい。
言葉は、技術でもあるけれど信頼と在り方の“証”でもあるのだと思います。

◆今日の問い
「あなたは、どんな“言葉”で人を動かしたいコーチですか?」
その答えは、きっとあなた自身の信念とつながっているはずです。

次回は、そんな“言葉”をより磨いていくための視点についてお届けできればと思います。
いつも、あなたの挑戦を応援しています。

柴山甲子朗

柴山 甲子朗

Shibayama Koshiro

東京コーチング協会 運営委員
アビリタ株式会社 代表取締役
資格
  • 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
  • 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
  • ㈱ビジネスコーチ パートナーエグゼクティブコーチ
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