独立プロコーチに必要な事とは “自分だけのスタイルを築く” その23

こんにちは、柴山甲子朗です。先般はTCAの祭りにご参加いただいた方、ありがとうございました。いい夏の一日でしたね。
8月も後半に入り、2025年度も折り返し地点。暑さの中にも、ふと秋の気配を感じ始める季節になってきました。
こんな時期だからこそ、今日は「独立プロコーチとしてのオリジナリティ」について、一緒に考えてみたいと思います。

◆なぜ“自分らしさ”が必要なのか?
今、コーチ業界には多くの優秀な方々が活動しています。でも、選ばれる人には明確な違いがあります。
「この人にお願いしたい」と思わせる“存在感”があるかどうか。その違いを生み出すのが、あなた自身のオリジナリティです。
そして、その“芯”になるのが「信念」、それを形にしているのが「スタイル」だと言えます。

◆オリジナリティ=「スタイル × 信念 × 経験」
では“スタイル”とは何か。それは、あなたがクライアントと向き合う時ににじみ出るふるまい・空気感・関わり方のパターンです。

たとえば…
じっくり静かに問いを重ねる人
論理的に構造を整理して深掘りする人
感情に共鳴して言葉を引き出す人
明るくテンポよく前進を促す人
とにかく安心できる場づくりを大切にする人
どれが正しいという話ではありません。あなたらしいスタイルが、“あなたのブランド”になっていくのです。

◆プチワーク:信念を言葉にする3つの質問
スタイルの土台にあるのが「信念」。ここで少し時間をとって、自分に問いかけてみましょう。

Q1:あなたが「本気でコーチングしたい」と思う相手は誰ですか?
(例:管理職、女性起業家、学生、医療従事者など)

Q2:その人たちに、どんな未来を届けたいですか?
(例:自信、突破力、安心、気づき、覚悟など)

Q3:なぜ、あなたはそれを届けたいと思ったのですか?
(過去の経験、人生の転機、誰かとの出会いなど)

この3つを言語化することで、「コーチとしての信念の原型」が浮かび上がってくるはずです。

◆柴山の気づき
最近、あるエグゼクティブとのセッションで、「信念があるコーチは、問いが強いですね」と言われたことがありました。
まさにその通りだと思います。「自分が何を信じて問いかけているのか」この軸があるかどうかで、セッションの“深度”はまったく変わります。
派手さは必要ありません。でも、その人の人生を本気で支えるコーチには、必ず“信念のにじみ出る在り方”があるのです。

◆成長は“倍速”で進んでいく
私たちの成長は、少しずつ進むようでいて、ある日突然“跳ねる”時があります。
脳の神経細胞=シナプスがある点を超えると、学びや気づきが倍々にスピードを上げていくのです。
「今日の5分の思考」
「今日のひとつの問い」
その積み重ねこそが、あなたの飛躍をつくる起点になります。だから、あきらめず、丁寧に積み重ねていきましょう。

◆今日の問い
「あなたは、どんな“信念”を持ったコーチとして記憶されたいですか?」
このタイミングだからこそ、来年を見据えて、自分のスタイルと信念に向き合ってみてください。
いつでも、あなたを全力で応援しています。

柴山甲子朗

柴山 甲子朗

Shibayama Koshiro

東京コーチング協会 運営委員
アビリタ株式会社 代表取締役
資格
  • 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
  • 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
  • ㈱ビジネスコーチ パートナーエグゼクティブコーチ
担当コース
  • ビジネスコーチング・ベーシック
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