\今日からできる!/  ビジネスパーソンのための組織コーチング入門

組織コーチングトレーナーの大坪タカです。
私が担当するコラムでは、10回シリーズで組織コーチングのエッセンスが学べるシリーズを始めました。

■なぜ今、組織コーチングなのか?
あなたの職場では、こんなことが起きていませんか?

・何度会議をしても決まらない、動かない
・部門間の溝が埋まらない
・言いたいことが言えない
・目の前の業務に追われて本質的な議論ができない

こうした現象の背景には、“適応課題”と呼ばれる構造的かつ人間的な問題が潜んでいます。

■今向き合うのは適応課題
適応課題とは、単なる手順や知識で解決できる問題ではなく、
価値観・関係性・文化といった「人と人の間にあるもの」に起因する課題です。
そして、これを扱うのが「組織コーチング」なのです。
個人ではなく、組織そのものに働きかけるコーチングというと、「1on1で話を聞く」というイメージを
持っている人も多いでしょう。
もちろん、それも重要ですが、組織には「チームダイナミクス」と呼ばれる、個人を超えた関係性のパターンがあります。

たとえば、
・表向きは仲が良いが実は腹を割っていない
・誰かが話すと場が止まる
・若手が委縮している
・会議後に“本音”が出る

こうした現象を紐解き、構造や制度ではなく、**“プロセス(関係のあり方)”**に原因がある場合が多く、
これを扱えるのが組織コーチの専門性です。

■プロセスを見える化する
TCAでは組織コーチングのプロセスを「見える化 →ガチ対話 → 未来づくり」の3ステップで整理しています。
第1のステップである「見える化」では、普段見過ごされている暗黙のルールや感情、
コミュニケーションの癖などに光を当てていきます。
そこから本音の対話が始まり、未来へと向かう力がチームの中から立ち上がってくるのです。

今回はここまでです。次回は「“見えない問題”をどう可視化するか?」です。
お楽しみに。

大坪 タカ

Otsubo Taka

東京コーチング協会 理事
資格
  • ・東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
  • ・国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ(PCC)
  • ・米国CRR Global認定 組織と関係性のためのシステムコーチ(ORSCC)
  • ・キャリアコンサルティング技能士2級
  • ・中小企業診断士
担当コース
  • 組織コーチングコース
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