2025/03/25
修業観を考える
皆さま、こんにちは!TCA運営メンバーの長瀬です。
皆さんは日々の仕事や関わりの中で「これは自分にとってどんな意味があるのか?」と自問する瞬間はありませんか?
「修業」と聞くと、ストイックなイメージを持たれるかもしれません。
ここでは「学び、身につけていくプロセス」と捉えてみてください。
私は一人社長という立場でさまざまな場に出て仕事をしています。中には、正直「面倒だな」、「意味あるのかな」と感じることもありました。
それでも自分の苦手分野にも長年関わり続けていたある日、ある依頼を受けて驚きました。
「これ、お願いできますか?」
かつてなら時間もコストもかけて外注していた仕事が自分の手であっという間に完了してしまったのです。
そのとき、はっきりと気づきました。“あの仕事は意味がなかった”のではない。“自分が意味づけをしていなかった”だけだったのだと。
それまでは、どこか自己犠牲的に「人のためだから」と嫌々取り組んでいたタスクが「自己研鑽=修業」だと再定義した瞬間に
姿勢もエネルギーも前向きに変わりました。この経験は、プロコーチとしての在り方にもつながります。
クライアントの変容を支援する私たち自身が「物事の意味をどう捉えるか」を実践できているか?
どんな状況の中にも、自分にとっての“修業”を見出せる感性を持てているか?
もちろん、すべてを「修業だ」と捉えればいいわけではありません。自分の“修業キャパシティ”を冷静に見極めることも、セルフマネジメントの一部です。
今、あなたが取り組んでいる仕事はあなたにとってどんな意味を持っていますか?その問いに、まずは自分自身が丁寧に向き合ってみる。
その姿勢が、クライアントへの関わりにも確実に影響を与えるはずです。「意味づけ」はコーチの大切な資質のひとつ。
ぜひ一度、自分の“修業観”を見直してみてください。
東京コーチング協会
長瀬 隆

長瀬 隆
Nagase Ryu
ポールスター・パートナー株式会社 代表取締役
- 資格
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- 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
- 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ(PCC)
- 日本プロフェッショナル講師協会 認定講師
- HRD社 DiSC®認定講師