2024/11/25
影響力を認識する
こんにちは。 東京コーチング協会 運営委員の渥美です。
大谷翔平選手が、米大リーグの ナ・リーグMVPを満票で受賞しましたね!
私は、大谷選手が高校時代に作った計画と現実が驚くほど 一致している点に感銘を受けました。
特に「ワールドシリーズ制覇」と「結婚」を同じ年に達成するなど、 普通では考えられないような成功ストーリーは、
彼の魅力や影響力があってこそではないでしょうか?
彼の影響力は、自分自身の努力だけでなく、周囲の人々を巻き込み、引き寄せる力にあります。 私たち一人ひとりも日常の言動を通じて、
知らず知らずのうちに周囲に影響を与えています。 では、その影響力をどのように認識し、発揮していくことができるのでしょうか?
私は、今年受講した TCAのチームコーチング (現名称:組織コーチング) の中で実施したワークを通じて自分自身の影響力を認識する機会がありました。
あるワークをした後に、誰のどのような行動がチームにどのような影響を与えていましたか? あなたは誰のどのような行動や発言に影響を受けましたか?
あなたの行動や発言は誰にどのような影響を与えたと思いますか? といった問いについて、考えを書き出して、参加者の皆さんと議論する中で、
色々なことに影響を受けている自分に気がつきました。
例えば、ワークをする上で誰と組むかにより、自分の感情や役割が自然と変わるなどとても大きな影響を受けていることに気がつきました。
また、他人の言動やその影響は、特に自分にはないものだったりすると明確に記憶に残りました。 それだけではなく、出来ていない自分に能力がないと感じたり、
他人を羨ましく感じたりする場面もありました。
一方で、自分が他人に与えた影響 は自分ではなかなかわからず、 なんとか捻り出して書き出す感じでした。 他の参加者からフィードバックをもらうことで、
初めて自分が他人に与えた影響を認識しました。
トレーナーのタカさんからは、 「自分の影響は無自覚である」というお話があり、まさにそれを体感した瞬間でした!
自分自身の影響力を高めていきたいと漠然と思っても、自分が普段どんな影響を他人に与えているかを認識しないままでは何も始まりません。
そのためには、周囲の人からフィードバックをもらうことが 最も効率的です。
例えば、影響を受けた点や 強み・改善点を率直に質問してみると、自分がどんな影響を与えているかを知ることができます。 影響力にはさまざまな形が あります。
大谷選手のように人を惹きつける魅力もあれば、信頼を築き上げる力や、場をまとめるリーダーシップもその一つです。
自分の影響力の形を理解することも大事ですね。
自分が他者に与えるユニークな影響に気づくことで、他人との関係において発揮しやすい強みや改善すべき課題が見えてきます。
それが、影響力を高める第一歩となるのです。
自らの影響力を意識し、高めるためには、このように、まず自分自身の影響を認識することが大切です。
あなたは、自分が周囲に与える影響について、どのくらい自覚していますか?
渥美 貴生
渥美 貴生
Atsumi Takao
- 資格
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- 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
- 国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ(PCC)
- The Coaching Clinic® from Corporate Coach Uファシリテーター
- 担当コース
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- エッセンシャルコース