テーマ・ビジョン・ゴールの重要性と組織コーチング

こんにちは、マスターコーチの丸山です。
今回は、 「テーマ・ビジョン・ゴール」という 基本的な枠組みを振り返り、 組織やチームコーチングへと 発展させるためのヒントを 探ってまいりましょう。
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「テーマ」「ビジョン」「ゴール」

1. テーマ(主題)
テーマは、クライアントが関心を持つ領域や 課題を広く定義するものです。

•特徴:
クライアントが取り組むべき関心領域を広く定義する。
具体的な未来像や成果ではなく、探求すべき領域を示す。
ビジョンやゴールを設定する前の基盤となる。

•例:
キャリアの発展
自己成長と学習
ワークライフバランスの改善
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2. ビジョン(ありたい姿)
ビジョンは、クライアントが目指す 理想的な状態を描いたものです。

•特徴:
理想像が具体的にイメージされている。
クライアントらしさ(価値観や使命感など)が反映されている。
魅力的なビジョンの場合には、周囲に共感を呼び起こすことあがる。

•例:
キャリアの発展:「管理職としてリーダーシップを発揮し、 チームを目標達成に導く存在になる」
自己成長と学習:「専門分野でトップレベルの知識を持つプロフェッショナルになる」
ワークライフバランス:「仕事とプライベートで充実し、持続可能な成果を出す」
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3. ゴール(目標)
ゴールは、ビジョンを実現するための 具体的で測定可能な目標です。

•特徴:
具体的な達成基準がある。 明確な期限が設定されている。
進捗状況を定期的に確認できる(測定可能)。

•例:
キャリアの発展:「1年以内に組織コーチングコースを修了し、プロジェクト完了率を20%向上させる」
自己成長と学習:「半年以内に専門書3冊を読了し、研修を実施する」
ワークライフバランス:「3か月以内に1日8時間勤務を習慣化し、週に2回の運動時間を確保する」
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組織やチームにおける「テーマ・ビジョン・ゴール」の設定方法

では、組織やチームにおけるこれらは どのように設定すればよいのでしょうか? 効果的に設定するためのヒントを紹介します。

•テーマの設定:
組織やチームの共通の関心事や課題を 明確にします。 この段階では、 チームメンバー全員が意見を出し合い、 どの領域に焦点を当てるべきかを 合意することが重要です。

•ビジョンの設定:
組織全体やチームとして、将来的にどのような状態を目指すのかを明確にします。 メンバー全員が共感できるような、組織の価値観や使命に基づいた
ビジョンを描くことが鍵です。 リーダーシップの役割が ここで大きく影響します。

•ゴールの設定:
ビジョンを実現するために、短期的および中期的な具体的な目標を設定します。ゴールは測定可能である必要があり、進捗状況を定期的に確認し、必要に応じて調整します。
チーム全体で達成感を共有できるような 指標を設定しましょう。
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なぜ、コーチが組織コーチングを学ぶべきなのか?

1. 急速な変化の中、柔軟かつ迅速な意思決定が求められる現代において、チーム全体で目標に向かうための協力体制が重要です。 組織コーチングを通じて、
チームが協力し合い、変化に対応できるようにサポートできます。
2. リーダーはチーム全体の力を 引き出すスキルが必要です。 組織コーチングは、リーダーがチームを成功に導くためのスキルを育て、組織全体の成果を向上させます。
3. 組織コーチングは、個々の成長を超えて チーム全体へのインパクトを与え、成果を最大化します。 組織の連携を強化し、持続可能な成長を促すことができます。
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ライフコーチングでもチームコーチングが求められる理由

ライフコーチングにおいても、家族やコミュニティ、友人グループなどでの協力体制が重要です。
・共同目標の達成とお互いのサポート:
クライアントが家族や友人と協力して、同じ目標に向かって取り組む時に、チームコーチングのスキルが役立ちます。
お互いに支え合う環境を作ることで、 継続的な成長と成果が期待できます。
・成長が周囲に広がる効果:
クライアントが成長すると、その影響は家族やコミュニティにも広がり、グループ全体の成長を促すことができます。
チームコーチングのスキルを使うことで、クライアントの変化が周りにも 良い影響を与えやすくなります。
・感情的/精神的な支えを強化:
家族や友人と協力する体制を整えることで、クライアントは感情的/精神的なサポートを受けながら成長できるようになります。
これによって、より深いレベルでの変化を実現できます。
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まとめ

これからのコーチングでは、ビジネスの場だけでなく、ライフコーチングにおいても、組織やチームを導くスキルが重要です。
チームの力を引き出し、目標達成をサポートする「テーマ、ビジョン、ゴール」を適切に設定し、組織コーチングを実践することで、
あなたのコーチングはさらに効果的になります。

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次のステップへ!

この機会に組織コーチングのスキルを習得し、クライアントとの新たな可能性を探りましょう。
組織やチームの成功に貢献できるコーチになるための一歩を踏み出してください。
ぜひ、第3期組織(チーム)コーチングの日程 (2025年4月スタート)を押さえてください。
https://tca.tokyo/learncoching/triplea/detail/295/

丸山 達哉

Maruyama Tatsuya

東京コーチング協会 理事
リードセルフ株式会社 代表取締役
資格
  • 東京コーチング協会マスターコーチ(TCAMC)
  • 国際コーチング連盟認定マスターコーチ(MCC)
  • 国家資格キャリアコンサルタント
担当コース
  • エキスパートコース
  • 組織コーチングコース
第85回 コーチング・ブラッシュアップ 開催のお知らせ
残念なコーチの特徴:パーソナルと組織コーチングの共通点
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