2024/10/14
“怒り”を成長に変えるセルフコーチング
こんにちは 東京コーチング協会の多田です。
日常生活や職場で、誰もが時折「怒り」という感情と向き合いますよね。この感情が生じるとき、私たちはその原因や相手にフォーカスしがちですが、
実はセルフコーチングの視点を持つことで、怒りをより上手にコントロールし、成長の機会に変えることができます。
セルフコーチングの第一歩は、自分がどのような場面で怒りを感じるのかを理解することです。
例えば、「どんなときに苛立つのか?」「その場面で自分は何を期待していたのか?」と自分に問いかけてみましょう。
こうすることで、怒りが生じる背景にある、自分の期待や価値観を見つけることができます。
このプロセスにより、怒りがただのネガティブな感情でなく、自分の中にある大切なもの(=本当の願い) を浮き彫りにする“きっかけ”で あることが
見えてくるはずです。
次に、怒りを感じたときの対処法をセルフコーチングの視点で探ります。まずは深呼吸をして少しだけその場から意識を引いてみるのも有効です。
そして “本当の願い”を起点に「今この瞬間、怒りをどう表現することが一番望ましいのか?」と考え、意図的に感情を落ち着ける時間を作るよう心がけます。
感情を感じた直後に反応するのではなく、選択的に行動することで、怒りの感情が冷静な対応に変わるのを実感できるでしょう。
また、セルフコーチングでは「視点の転換」も有効です。 怒りを引き起こした状況を少し離れた視点から見つめ直し、
例えば 「もし他の人だったら どう感じるだろうか?」と自分に問いかけることで 怒りの感情が少しずつ緩和されるのを感じることができます。
セルフコーチングを続ける中で、自分にとっての「理想的な対応」を考えることも大切です。 例えば、次に似たような状況が 訪れたとき、「どう反応したいか?」 をイメージし、具体的な行動目標を持つようにしましょう。
このように、怒りをきっかけにした行動目標を設定することは、成長のチャンスを最大限に活かすための有効な方法です。
こうしてセルフコーチングを通じて、自分の中に生まれた怒りをただ抑えるのではなく、それを内省や成長のエネルギーに変えることができます。
単なるアンガーマネジメント(=怒りを制御する)を超えて自己成長に繋げることができるのはセルフコーチングの力だと思うのです。
多田雅彦
多田 雅彦
Tada Masahiko
株式会社シナプスワークス代表取締役
- 資格
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- 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
- 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ
- Points of YouⓇ認定エキスパート
- シチュエーショナル・リーダーシップⅠ&Ⅱ認定講師
- 組織開発ファシリテーター(日本マンパワー)
- HOGAN認定コーチ
- DiSC認定講師
- 戦略MGインストラクター
- ファイナンシャルプラン技能士2級
- 担当コース
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- エッセンシャルコース
- エッセンシャルキーストーン