心に残る言葉

こんにちは。 東京コーチング協会 運営委員の渥美です。
先週は、仕事で中国青島に行っていました。
そこでミーティングがあったのですが、海外の上司や同僚達のプレゼンを聞きながら、使う言葉の選択や例え話によって、
内容の伝わり方が異なってくることを改めて実感しました。
勿論、プレゼンなので、立ち振る舞いやボディーランゲージによっても印象が大きく変わるのですが、今回は特に言葉や例え話が私の心に残りました。
そう感じたのは、きっとコーチやトレーナーとして質問やフィードバックをする時の適切な言葉使いや分かりやすさを高めていきたいと
最近強く思っているからでしょう。

ICFコア・コンピテンシーのPCC Makerの項目7.6には、
「コーチは、クライアントが考えたり感じたり振り返ったりしやすいペースで、一問ずつ、明快に、単刀直入に、
主にオープンクエスチョンで質問している。」 とあります。
自分がクライアントだったら、コーチが前置きや説明がないシンプルな質問を単刀直入にしてくれると質問が直球で伝わってきて、分かりやすく考えやすいです。
また、同じくPCC Makerの項目 6.7には、「コーチはクライアントが伝えたことを簡潔に反映または要約をし、クライアントの理解を明確にしている。」 とあります。

自分がコーチに伝えたいことが上手く言語化出来ない時に、「それが言いたかったんです!」 と思えるような適切な言葉でコーチが要約してくれたら、
自分の考えや想いが明確になります。
さらに、抽象的であったり、難しいことを、適当な例え話を使ってフィードバックや説明をしてくれるとすとんと腑に落ちやすくなります。

上記のように、無駄のない問いかけや適切な言葉を選択すること、例え話を織り交ぜることは、効果的なコーチングをするためにとても重要なことですね。
そして、そういった形で伝えられた言葉達が心に残るのだと思います。
では、何をしたらそういった力を高めていけるのか? ChatGTPに質問してみました。すると、 詳細は割愛しますが、以下の回答が出てきました。

「無駄のない問いかけをするための練習方法」
目的を明確にする練習
シンプルな言い回しを使う練習
オープンクエスチョンの練習 など

「適切な言葉を選択するための 練習方法」
読書をする
日記やブログを書く
シソーラスを活用する など

「適当な例え話を使えるようになるため練習方法」
観察力を鍛える
多様な知識を身につける
メタファーの収集 など

出てきた回答を読んで、 皆さんは何を感じていますか? 今既に取り組んでいることもあれば、そうでないこともあるかもしれません。
取り組んでいないことがあれば参考にしてやってみる価値はあると思います。 ここで大事なのは、無駄のない問いかけや適切な言葉を選択すること、
例え話を織り交ぜる能力を一足飛びに習得する特効薬はないということです。
普段から意識をしながら、地道に 練習を積み重ねていくことが、遠いようで近い道のりなのだと思います。
私自身は、「無駄のない問いかけをするための練習方法」は、これまでに取り組んできましたが、
「適切な言葉を選択するための練習方法」のシソーラスを活用するや、「適当な例え話を使えるようになるための練習方法」 は、あまりできていないので、
練習を積んでいきたいと思います!

あなたの心に残る言葉はどんな言葉ですか?

渥美 貴生

渥美 貴生

Atsumi Takao

東京コーチング協会 運営委員
資格
  • 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ(TCAPC)
  • 国際コーチング連盟プロフェッショナルコーチ(PCC)
  • The Coaching Clinic® from Corporate Coach Uファシリテーター
担当コース
  • エッセンシャルコース
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