コーチは言葉を大切に

東京コーチング協会の多田です。 今日は「コーチングと言葉」について私の想いを書いてみようと思います。
以前、海外在住の知人(日本人)から、こんな話を聞きました。 「日本人は、何でも直ぐに謝る」
「すみません」や「ごめんなさい」と直ぐに口にする。 時には、本当に自分が悪くもない場合であっても。。。 というのです。
その彼も海外に住んで間もないころは、
例えば、人混みをかき分けて別の方向に進まなければならないとき
「ソーリー、ソーリー」 と言いながら、歩いていたそうです。
しかし、現地の友人から 「なぜ、悪いことしていないのに、簡単に謝るのか?」と
不思議がられたようなのです。
そして、 せめて「エクスキューズ・ミー」か場合によっては、「サンキュウ」を使うようにしたそうです。

さらに、彼は日本語でも、今まで無意識に「すみません」や「ごめんなさい」と使っていた場面をしっかり見直し、
極力「ありがとう」というようにしている、と教えてくれました。
この話を聞いて、「まさに、じぶんも『すみません』って、いつも使ってるなぁ」と思い、「なるほど~、本来の意味を深く考えずに、
習慣的に使っている言葉も少なくないなぁ」 と反省した次第です。

先日、妻にあること(=本来は彼女の役割)を、 自分の用事のついでにやったことに対して 「すみません」と返されて、この話を思い出しました。
彼女に悪気はないのは、十分にわかっていますし、気持ちの想像もつきます。 それでも 「すみません」と恐縮して謝られるよりは
「ありがとう」と感謝の言葉を言われた方がもっと気持ちがいいなぁと思ったのです。

コーチは、クライアントさんが何気なく使っている言葉に敏感になる必要がありますが、 自分自身が使う言葉にも、敏感になりましょう。
そして、みなさんも(TPOを考えた上で)「すみません」を「ありがとう」に変えませんか?

多田雅彦

多田 雅彦

Tada Masahiko

東京コーチング協会 監事
株式会社シナプスワークス代表取締役
資格
  • 国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
  • 東京コーチング協会認定プロフェッショナルコーチ
  • Points of YouⓇ認定エキスパート
  • シチュエーショナル・リーダーシップⅠ&Ⅱ認定講師
  • 組織開発ファシリテーター(日本マンパワー) 
  • HOGAN認定コーチ
  • DiSC認定講師
  • 戦略MGインストラクター
  • ファイナンシャルプラン技能士2級
担当コース
  • エッセンシャルコース
  • エッセンシャルキーストーン
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