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コーチングの傾聴と質問と間の関係

こんにちは。
TCA、TripleAプログラムトレーナーの斎藤です。

今日はコーチングにおける「間」について綴ってみたいと思います。

「間」(ま)って日本の文化(道と名の付くようなもの)においてとても大事にされています。茶道や柔道、能、剣道、書道、絵画・・などなど。

「間」は、もちろん日本だけのものではなく、世界中のあらゆるスポーツ、アートなどでも大事にされています。
例えば、私が好きなロックの世界でも、ローリングストーンズのキースリチャーズが弾くギターの絶妙な「間」から、音以上に刺激を受けています

そして、私たちが学び実践しているコーチングも、「間」を重視しています

コーチングを学び始めて、はじめに戸惑う「間」、それは、コーチの質問に対してクライアントが考えているときにコーチは沈黙の中、話しをしないということ。
コーチを続けていると、当たり前の話なのですが、最初はなかなかこれが難しかったりします。

普段の会話では「間」を嫌います。「間」が空くこと≒恐怖のような感じで、それを埋めようとしたり、その「間」を、自然に埋めてくれる、話上手な人が、重宝されます。
このような日常の習慣からか、クライアントが考えている「間」に対して、我慢できずに話してしまう。
これが、コーチングを学び始めの段階でよく起こることです。

もうひとつ起こるのが、質問が複雑すぎたり質問に自信がないあまり、コーチ自身が発した質問がクライアントに伝わってないように感じ、質問に解説を加えたり「例えば」と言って答え方の例を伝え、無意識に誘導しているパターンがあります。

 

コーチたちはこのような「間」に対して、経験を重ね試練を乗り越えてクライアントの発言を待てるようになっていきます。

私は、クライアントが考えている間、長い沈黙が流れている時、沈黙を聴いているとも言えますし、同時に無言で心の中で、最大限のエールを送っています。
そして、長い沈黙からクライアントが紡ぎだした言葉、この瞬間にワクワクします。

さらに、今日お伝えしたいのは、この後です。
クライアントが、やっとの思いで言語化し終えたあとに、できる「間」です。
これを非常に大切にしたいと思うのです。
クライアントは、言語化してみたものの自分の言ったことが正しいのか、言い足りないことはないのか、ニュアンスは合っているのか、など考え続けていたりします。
ここで、コーチはノンバーバルな傾聴力を発揮し、そのようなクライアントの状態を感じ取り、「間」を創り出します。
すると、再びクライアントが、口を開くことが多いのです。
クライアントが、自身で言語化した話を修正、もしくは発展させた形で、あらためて言語化します。

その後、クライアントが充分話をしたと納得した時、クライアントから「コーチ、もういいよ。なんか言って」という信号を送ってきます。

ここでコーチは質問などの反応を起こすのです。

「間」によって、クライアントがほんとうの自分に出会う、内面を見つめることができる。
「間」はとても大切なものなのではないかと思います。