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ガチョウと黄金の卵と私

こんにちは。
東京コーチング協会の丸地です。

タイトルに見覚えがある方は、
私と同年代かもしれません(笑)

突然ですが、
イソップ物語のガチョウと
お黄金の卵の話をご存知ですか?
企業研修で話をする機会が多いのですが、
意外と知らないという方が多いので、
今回ご紹介します。

ーー

昔々、あるところに、
とても貧しくて運にも見放された
かわいそうな農夫がいました。

そんな彼のもとに、ある日、
とんでもない幸運が飛び込んできます。
彼の飼っているガチョウの一羽が、
何と黄金の卵を産んでいたのです。

幸運なことがあるもんだなー、と思っていると、
翌日、またそのガチョウは
黄金の卵を産んでいたんです!

これが毎日毎日繰り返され、
その農夫は大金持ちになりました。

しかし、1日に1個しか
黄金の卵を産まないガチョウに
不満を感じるようになります。

そこで考えます。

きっとガチョウの腹の中には
大量の黄金があるに違いない、と。

そこで、その農夫は
飼っているガチョウのもとに行き、
ナイフでそのガチョウの腹を切りました。

しかし、そこには黄金はなく、
卵を産むガチョウまで失うことになりました。

ーー

いかがでしょうか?

教訓は、
欲張り過ぎて
一度に大きな利益を得ようとすると、
その利益を生み出す
資源まで失ってしまうことがある。

利益を生み出す資源をも
考慮に入れる事により、
長期的に大きな利益を得ることができる、
ということですね。

これは、まさにコーチングも
同じだと思います。

黄金の卵が欲しくて、
クライアントはコーチングを受けます。

ときに、ガチョウを瀕死にさせてでも、
黄金の卵を得ようとします。

しかし、コーチが目を配るべきは、
黄金の卵ではなく、ガチョウの方です。

黄金の卵を生み出して当然のガチョウに、
どのように育っていくのか。

この視点も常に持ち続けます。

だからこそ、
クライアントはコーチングを受けることで、
大きな成長ができるのでしよう。

欲しい結果を生み出すガチョウに
必要な要素は何でしょうか?

すでにあるものは?
欠けているものは?
コンディションは?

ガチョウは、くれぐれも大切に!

丸地 見典