東京コーチング協会の大谷です。
もう一年前になりますが、2020年の4月から小学校で
プログラミング教育が始まりました。
小学校にとってはまったく新しいカリキュラムなので、
教育現場では様々な取り組みが試行錯誤的に実施されているようですが、
そもそも目的は何なのか、特に親御さんは気になります。
文部科学省が書いている
「小学校プログラミング教育の手引」を読んでみると、
小学校プログラミング教育の狙いとして、
「プログラミング的思考を育むこと」と書いてあります。
なんだそれ!って声が聞こえてきそうですが、
難しい話は抜きにして、このプログラミング的思考プロセスは、
今までの学校教育とはまったく違うプロセスなんです。
従来の学校教育:
①与えられたカリキュラム(対象)
→②記憶と応用(方法)
→③テストで高得点を取る(目的)
プログラミング的思考プロセス:
①問題や課題の解決のため(目的)
→②どうすれば解決できるか(探求)
→③そのために必要な知識は?(方法&学習)
コーチングは目的思考と言われますが、
コーチングのプロセスとプログラミング的思考プロセス、
よく似てますよね。
コーチング的コミュニケーションで、
このプロセスを置き換えてみると、
①どうなりたいの?
何を達成したいの? ・・・
②どんな手段が考えらる? 協力してくれる人は誰?
制約がなければ何をする? ・・・
③何からやっていく?
それをやるために必要な事は何? ・・・
コーチングは人を成長させてくれます。
子供達の思考プロセスも、
徐々にコーチングのプロセスに近づいてきています。
私はプログラミングとコーチングの両方を学びましたが、
プログラミング教育を受けた子供達が
コーチングにも通じる思考プロセスを繰り返し体験することで成長し、
10年後社会に出て大活躍する姿が目に浮かびます。
現場の先生方に感謝するとともに
エールを送りたいですね。