こんにちは。
東京コーチング協会福岡支部の
丸地です。
コーチのためのNLP基礎を
今回のコラムでもお送りいたします。
過去の記事に興味がある方は、
こちらからご一読ください。
▼過去のコラム一覧
https://tca.tokyo/coachlist/
では、今日のテーマです。
NLPには、様々な「前提」があります。
この前提を守ることで、
心理学のテクニックが
有効に働きます。
この前提の中でも
最も有名で重要なものが、
「地図は領土ではない」
という言葉です。
「地図」とは、私達の世界の
認識の仕方を指します。
私達は様々な経験を通じて、
自分なりの価値観や世界観を
作り上げています。
言い換えれば、
自分だけの固有の地図を
作っているのです。
前回ご紹介したVAKを使い
世界から情報を得ることで、
その情報に基づいて自分の地図を
作っていきます。
VAKの使い方が人によって異なるため、
その情報は偏り、独自の地図となります。
そして、この地図に基づいて
私達は物事判断したり決断したり
しています。
そのため、同じ経験をしても、
それぞれに異なる地図を持っているため、
捉え方や感じ方に違いが生まれるのです。
しかし、ご存知のように
地図というものは現実世界を
正確に記したものではなく、
一部省略されていたり、
歪曲されていたりします。
その方が地図としては
使いやすいからです。
そして、地図の内容の中には、
昔は役に立っていたけれども、
今は役に立たなくなっている
ものもあります。
これは時に、
新しく前に進もうとする際に
障害となります。
NLPでは、この自分の地図を
書き換えることで、
行動の幅を広げたり、
前に進む力を高めたりします。
いかがでしょうか?
この考え方は、
コーチングにおいても
重要になると思います。
究極的にクライアントのことを
理解するとは、
クライアントの地図を理解する
ということです。
また、コーチングを受ける
クライアント自身も、
自分の地図に気づき、
得たい成果を元に
地図を書き換えていく。
そのプロセスを支援するのが、
コーチングと言えるのでは
ないでしょうか。
とうことで、今回はここまで。
またニーズがあれば
書きたいと思います。
今後も、コーチのため、
コーチングを学ぼうとする方のために、
書いていきたいと思います。
ちなみに、3月には短い時間の
セミナーを実施する予定です。
予定が決まりましたら、
またお知らせいたしますね。
では、またお会いしましょう。
丸地 見典