こんにちは。
東京コーチング協会福岡支部の丸地です。
前回に引き続き、コーチのためのNLP基礎を
お送りしたいと思います。
前回は、NLPとは何か?ということで、
NとLとPに分解し、
どのような介入を行うのか説明を行いました。
※参考
コーチのためのNLP基礎① NLPとは?
https://tca.tokyo/20230811-2/
NLPとは何か、一言で説明するのが難しく、
分かりやすいように、「実践心理学」と
説明してしまうことも多いです。
しかし、私はこのように考えます。
それが、
―――――――
卓越性の研究
―――――――
です。
NLPは、1970年代のアメリカで誕生しました。
カリフォルニア大学に在籍していた
数学者のリチャード・バンドラーと、
言語学者のジョン・グリンダ―の2人が
研究をスタートしました。
2人は、当時アメリカにおいて、
卓越した成果を出していた3人の
天才セラピストの分析を行ったのです。
その3人というのが、
ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ、
家族療法のヴァージニア・サティア、
催眠療法のミルトン・エリクソン
です。
3人は、全く異なる手法を取っていましたが、
短期間で卓越した成果を上げ、治療が完結する
という点で共通していました。
リチャードとジョンは、この3人が行う
セッションのプロセスを研究し、
分析をしていきました。
すると、そこには言葉遣いや話し方など、
様々な共通点がありました。
これらの要素を体系化し、
天才たちが行っていたセラピーを、
他のセラピストでも活用できるように
していったのです。
こうして、天才セラピストの手法を
モデルにすることで、
誰でも活用できる心理学的なテクニックが
確立したのです。
これがNLPの始まりです。
その後セラピスト以外の様々な分野の成功者も
NLPのモデルになっていきました。
こうして、
優れたパフォーマンスを上げている人物の
行動パターンを分析し、
卓越性がどのように発揮されているのかを
明らかにしていきました。
いかがでしたか?
ちょっと興味が引かれますか?
次回はもう少し、NLPの中身に入っていきたいと
思います。
では、また。
丸地 見典