こんにちは。
東京コーチング協会福岡支部の丸地です。
突然ですが質問です。
「あなたは幸せを感じていますか?」
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一旦読むスピードを落とし、
質問に答えてみてください。
いかがでしょうか?
この質問のポイントは、
幸せを“感じている”か、という点です。
幸せかどうかを聞いているのでは
ありません。
幸せとは何かを考えてほしいのでは
ありません。
どれくらい感じているのかを聞いている
のです。
昔、私がコーチングを学び始めた頃、
尊敬するトレーナーから言われた
言葉があります。
「あなたは感じきっていない。
すべて感じきりなさい!」
当時は????という感じでした。
言わんとする事はわかるけれども、
どうすればよいか・・・・
同じことを言われたら、
あなたならどうしますか?
ご存知のように、
コーチングでは、この感じる力は
とても大事です。
コーチは自分の状態や感情に対する
感覚の鋭敏性を高める努力が必要です。
自分の感覚について鋭敏になることで、
自分自身の状態を察知することが
できるとともに、
クライアントの状態を察知することも
できるようになります。
自分のことが分からなければ、
当然相手のこともわからないですよね。
これは、特に傾聴において
大切にしなければなりません。
クライアントの話を傾聴する際、
クライアントの中に入って、
クライアントの状態を体験していきます。
傾聴のスキルにペーシングやミラーリング、
マッチングなどがありますが、
これらはいずれもクライアントの中に
入るためのものでもあります。
そして、クライアントの中で
起きていることを、
自分自身に響かせてみる。
コーチはクライアントよりも
感覚が鋭敏なため、
クライアントがうまく気づけなかった
感覚に気づきます。
そうして感じたことを
クライアントに伝え返します。
すると、「そう!それなんです!」
と返ってきます。
クライアントの自己認識が、
こうして深まっていきます。
このように、
コーチ自身が常に感覚の鋭敏性を
高めていくことが必要です。
感覚を鋭敏にして、すべてを感じきる。
これは、言い換えれば
「今、ここにいる」
という事かもしれません。
過去のことを考えるのでもなく、
未来のことを考えるのでもなく、
今の状態を感じる。
評価するのでもなく、
解釈するのでもなく、
考えるのでもなく、
感じる。
これが大切なのではないでしょうか。
なんだか、抽象的で
分かりにくくなっちゃいました。
コーチングでは、このような言葉にしにくい
ことも扱うので、
本だけではなく、体験しながら学ぶことも
必要なのです。
では、今どれくらい感じることが
できるのかをテストしてみましょう。
立ち止まって感じてみてください。
とても幸せを感じたときのことを
思い出してください。
あなたは、
幸せを体のどの部分で感じますか?
どのような感覚ですか?
重たさは?
温かさは?
考えるな、感じろ!
おもわず思考に入っていませんか?
感覚が明確になると、
自分が幸せだと気づきやすくなります。
その感覚をぜひ大事にしてくださいね。
もっと詳細を知りたい方は・・・・・
セミナーや講座でお会いしましょう
丸地 見典
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