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視点を変えるために役立つもの

こんにちは。

東京コーチング協会の渥美です。

今回は視点を変える質問について
考えてみたいと思います。

皆さんは、普段、
クライアントの視点を
変えるための質問を
どのように生み出していますか?

Triple A Essentialコースでは
代表的な視点として

「時間軸を変える」
「人(主体)の視点」
「場所や環境の視点」
を学びます。

また、
「内面と外面」「個人と集団」
という2つの軸を組み合わせた
「4象限」
も学びます。

これらの視点を持っていることで、
クライアントが今どの視点で話を
しているのか聞き分けながら
話を聴くことができます。

そして、クライアントが話していない
視点で質問することができます。

例えば、過去のことばかり話をしている
クライアントであれば、未来について
質問するなどです。

これだけでも十分に視点を変える質問が
できますが、
特にビジネス・コーチングでは
ビジネスでよく使われるフレームワークも
活用できます。

あるスタートアップ企業で働く
私のクライアントの事例です。

取引先主催のイベントに招待された
私のクライアントが会社のPRを
行うことになったのですが、

「うちの会社は組織体制や人事制度が
しっかりしていないので、
何をPRしたら良いか分からない。」

とネガティブな発言をしていました。

そこで、事業ライフサイクルの
フレームワークを活用し、

「導入期を経験し成長期に入っている御社が、
導入期の立ち上げたばかりの会社に対して
PRできるところはどんなところですか?」
と質問したところ、

会社の理念に共感する人達が集まって
成長していることや、
オンラインストアの立ち上げなど、
クライアントが自信を持って
PRできることが
クライアントの口から出てきました。

多くのスタートアップ企業は、
組織体制や人事制度が未熟なのに、
クライアントは成熟期の会社と比較して、
自社ができていないところばかりに
目が向いていました。

ビジネスでよく使われる
フレームワークは、
モレなく・ダブりなく分析や検討を
するために作られたものなので、

それをコーチングに活用することで、
クライアントがモレなく・ダブりなく
現状を認識したり、物事を分析するのに
役立ちます。

そういう意味でも、フレームワークを
学び持っておくことは、良質な質問を
生み出すことにつながるのではない
でしょうか。

丸山コーチが提唱する
相互に依存し合う対極を
マネジメントする
ポラリティ・コーチングも
視点を変える質問に大いに役立ちますね!

その丸山コーチをはじめ、MCCが集う
“TCAコーチング祭2023”

そこでは、様々な分野の最前線でコーチングを
実践しているコーチ達の視点も学ぶことが
できるでしょう!

渥美 貴生

【TCAコーチング祭り2023開催決定】


詳細お申し込みはこちらから
https://tca.tokyo/matsuri/2023/