こんにちは。
東京コーチング協会
福岡支部の丸地です。
2月も末になり、
福岡はだいぶ暖かくなって
きました。
皆さんがお住まいの地域は
いかがですか?
春はもうそこまで来ていますね!
さて、
先日のコーチングでの話です。
ある企業で働く方から、
このような相談を受けました。
「丸地さん、最近異動で
うちの部署に来た部下
なのですけど、
自己肯定感が低くて
困っているんですよね。
どうしたらいいのでしょうか?」
コーチングでよくありそうなテーマ
かもしれません。
このようなテーマで
コーチングを行うにあたって、
皆さんなら、
どのようなことを質問しますか?
もちろん、様々な戦略があるので、
何が正解ということはありませんが、
私はその時、
最初に「自己肯定感」について
質問することからはじめました。
「自己肯定感とは、
どういうことを指していますか?」
「自己肯定感が低いというのは、
どういったところから感じる
のですか?」
「自己肯定感が低いことで、
どんな問題が起きているのですか?」
クライアントにとって
自己肯定感は何を指しているのか、
クライアントの解釈、捉え方について
丁寧に聴いていきました。
コージブスキーの一般意味論の中で
「地図は現地ではない」
という有名な言葉があります。
私達が使う言葉は地図であり、
現地を正確に表した
ものではありません。
同じ記号を使っていても、
別のものを表している
可能性があります。
だからこそコーチは、
常にクライアントに
対する好奇心を発揮し、
そのクライアントにとっての
定義を聴いていく
必要があります。
件のクライアントは、
自己肯定感について聴かれる過程で、
本当の問題を見つけていきました。
福岡は暖かくなってきたと
最初に書きましたが、
どんな状態をイメージしましたか?
穏やかな春の陽気?
それとも、コートがいらないくらい?
ここからイメージするものも、
人によって違いますよね。
コーチングをまだ学んでいない方も、
まずは言葉の定義を聴くことから
始めてみませんか?
丸地 見典