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やりたいことがない人なんていない

東京コーチング協会の大谷です。

一般的にサラリーマンの方にコーチングすると、
ほとんどの場合、「特にやりたいことがないので・・・」と、
なかなか未来の自分を想像するのが難しい場合が多い。

もし自分もサラリーマンを続けていてコーチングを勉強していなかったら、
きっと同じようになっていたでしょう。
これって日本人の中高年独特の感性かもしれません。

こんな時、過去のうれしかったことや楽しかったことを聞いてみると、
いろいろ思い出してくれますが、「でもなぁ、これって今は無理だし・・」
となって、なかなか未来志向になれない。

そんな時ある方から、「やりたいことがない人なんていない」とコーチは信じるべき、
と教わりました。
絶対何かあるはず、じゃあそれを言語化してもらうにはどうしたらいいのか?

明確な答えがあるわけではないのですが、先日も同様のクライアントにコーチング。

ク:「特にやりたいことがあるわけじゃないのでこのまま再雇用かなぁ…
コ:「仕事で楽しかったことは?」
ク:「何度か楽しい仕事の経験はありますが、昔の話ですし・・・
コ:「うれしくて泣いたことはある?」

この続きは割愛しますが、人生の中で「うれしくて泣いた経験」って、
誰でも一度ぐらいあるだろうという仮説のもとに聞いてみたら、
これが意外とヒットして、
どうなれば自分が至福の状態になれるのかが言語化され、
その後、そのためには何をすればいいのか(プロセス)
をクライアント自らいろいろ考えたり調べたり、行動に移してくれました。

一次的には質問がヒットしたということですが、
それよりも大事なことは、
・やりたいことがない人なんていない
・クライアントを信じる(言葉ではなくクライアント自信)
・クライアントに興味を持つ
と学んだ瞬間でした。