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相手の眼鏡でみてみよう

こんにちは!
東京コーチング協会(TCA)の中田です。

秋になり、空がずいぶんと高くなってきましたね。
みなさんいかがお過しでしょうか?

今日のコラムは私ルーシーこと中田がお届けします。
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先日、バディのAさんと学んだ時間がとても素敵だったのでシェアしたいと思います。
テーマはあるクライアントとのコーチングでうまくいっていないので、どの様なコーチングをしたらよかったか答えを得たいというものでした。

40代女性・真面目・きちんと仕事ができるタイプ Bさんとしておきましょう。
Bさんにコーチングをしても彼女は、
「目標と言われましても」「リーダーとか言われても自信がないのでやりたくない」

という発言でコーチングが進まない。難しい。私から見ても仕事はきちんとする頼れるタイプなのに、目標がないといわれると
どう目標をもってもらえればよいのか?
「コーチングはこういう人には難しい」というお話でした。



「いるいる、うちの部下も」「そういう人多いよね」という声が聞こえてきそうです。 
そうなんです。そういう人とても多いし、私も本当にやりたいことを聞かれると「うっ」ってなっていたタイプなので
クライントとしての気持ちがよくわかるのです。

そこで、たくさんのそういう人に対応できるようになる為の方法として、
コーチングのやり方 ではなくて、考え方をお伝えしたらよいと思いまして。

「今日は、そのクライアントさんのことを二人で想像しませんか」と提案しました。
そして、

・何年に会社に入社した。
・その頃の女性の就職活動はこんな感じ
・学歴は専門・短大・大学は?
・その会社を選んだ理由はなんだと思う?
・同期の女性、男性はどの程度いるのか? 
・家族構成は?
・仕事と家庭のバランスはどう考えているのだろう
・今までの上司はどう接していたんだろう
・会社はその人をどう見ているんだろう 
・性格は?兄弟姉妹の何番目...etc

と妄想たくましく。そして時代背景はしっかり押さえて、二人でBさんの歴史を想像しました。

結果、バディAさんが言った言葉は
「寄り添っているつもりだったけど相手を深く理解することをせず、言葉だけで判断していました。」
「ここまで想像すると、相手への興味もわきます。なので、質問がたくさん浮かびます。
そして、自信がない人なのか?それも自分の判断だった」

とすばらしい!気付きを話してくれました。

そのうえでお伝えしたのは、相手とのコーチングが思うようにいかないときは、
相手の眼鏡で世の中を見てみることをしてみてはどうですか?と。

本当に、相手の価値観・幸福感・目標達成を理解しおかれている背景まで想像することに努めていますか?
そうすると、戦略も考えやすくなるのかもしれないと思っています

皆さんは、それぞれの現場でどのようにコーチングを使っていますか?
皆さんの考え方をぜひシェアしてくださいね。