コーチングって何?コーチングガイド

コーチングとは?

1990年代後半に、アメリカより日本へもたらされた「コーチング」。企業・団体の管理職やスタッフを対象とした研修に導入されたり、起業家や経営者など、自らの目標達成や問題解決を実現するためのツールとして使用されたりと、コーチングは、ここ数年で徐々に"市民権"を得てきているように感じます。ですが、「コーチングについて説明してください」と言われると、途端に言葉に詰まってしまう人が多いのではないでしょうか。残念ながら、それは、私達プロコーチにおいても同様のことが言えそうです。その意味で、コーチングはまだまだ認知されていない、逆に言うと、これからもっと認知されていかなければならないスキルであるように思います。

東京コーチング協会が定義するコーチング

コーチングとは、コーチがクライアントの思いや考えに働きかけることにより、クライアントが一人では気づけなかった心から望んでいることに気づき、その実現に向けて自発的に行動し、成長するための協働プロセスである。

コーチングとは何か?国際コーチ連盟(ICF)が定義するコーチング

国際コーチ連盟(ICF)では「コーチング」を以下のように定義しています。

「コーチングとは、クライアントのプライベートや仕事における潜在能力を最大限に発揮させるために、(クライアントの)思考に刺激を与える創造的なプロセスを通じて協働していくことである」

英語の和訳となりますから、意味としては少々わかりづらいかもしれませんね。

そこで、東京コーチング協会では、この中に使われている「協働」という言葉に注目して、この「コーチングの定義」を紐解いてみたいと思います。

協働するとは?

「協働(する)」とは、どんな意味なのでしょうか?

『大辞泉(小学館)』には、「同じ目的のために、対等の立場で協力して共に働くこと」と表記されています。
加えて、英訳では、「パートナーシップ」とか「コラボレーション」といった意味になるとも記されています。

これらの言葉の意味から判断すると、「協働」するためには、 まずはコーチがクライアントを最大限に尊重する姿勢が大切であるということが言えそうです。
そこには、コーチからクライアントに対して、指示したりアドバイスしたりといった一方的なニュアンスは感じられません。

つまり、コーチがクライアントを最大限に尊重することにより、お互いの間に信頼関係が築かれ、何でも話せる雰囲気が醸成されます。
結果として、コーチはクライアントの中にあるリソース(知識・経験・実績・情報・人脈等)にアクセスすることができ、それらを引き出すことができるようになる、というわけです。

一方で、コーチは、自分自身の言動が常にクライアントのロールモデル(模範)となることを目指します。
だからこそ、コーチは自信を持ってクライアントの可能性を信じることができますし、クライアントもそのようなコーチの姿に刺激を受け、励まされ、成果を上げるための行動を起こすことができるようになるのです。

つまり、コーチングとは、

「コーチとクライアントが対等であり、お互いに刺激し合うプロセスを経て、コーチがクライアントの能力を最大限に発揮させていくスキルである」

ということが言えるのではないでしょうか。

前章の「コーチングとは?」では、コーチングがどういうものか、概念的にでも理解いただけたのではないかと思います。

では、次に、実際にコーチングを使えるようになるためには、 どのようなステップを踏むことが必要なのかということを考えてみたいと思います。

「コーチングセッションのしくみ」について考える

コーチングは、コミュニケーションのスキルであり、 原則として、相手との対話(対面・電話等)によって行います。

1対1で行い、 コーチングを行う側を「コーチ」、 受ける側を「クライアント」 と呼びます。
また、コーチとクライアントとの一連の対話を 「コーチングセッション」もしくは「セッション」 と呼びます。
クライアントは、目標達成したいことや 問題解決したいことをテーマとして、コーチに話します。
コーチはそれを聴きます。
そして次に、コーチはクライアントに質問をします。

この時、コーチは、コーチが知りたい情報を得るために質問をするのではなく (もちろん、そういう場合もありますが)、 クライアントに考えてもらうための質問をします。
質問をされたクライアントは、考えた答えをコーチに話します。
答えを聴いたコーチは、さらにクライアントに質問をしていきます。
コーチングセッションでは、このようなサイクルを繰り返していきます。

クライアントは考えるプロセスにおいて頭の中が整理され、 さらに自分の発した言葉を自分で聞くことにより「気づき」を得、 具体的に、どのような行動を取るべきかを明確にしていきます。

そのタイミングで、コーチはクライアントが 確実に行動できるように後押しを行い、 結果、クライアントは、自ら掲げたテーマに対して、 自らの力で目標達成や問題解決に至ることができるのです。
なお、この一連のセッションが機能するためには、 お互いの間に信頼関係が築かれ、 何でも話せる土壌が造られていることが前提となっています。

このように、コーチングとは、コーチとクライアントとの"協働"により、 クライアントの目標達成や問題解決を行うプロセスを指しますが、 通常は、一回のセッションでそれらすべてを達成するものではありません (テーマにより、そういうケースもあります)。

通常、コーチングは、 「緊急ではないが重要」なテーマを挙げることが一般的であるため、 そもそも一回のセッションで終了することは難しく、 セッションを継続し、成果を積み重ねていくことで 目標達成や問題解決に至ることを目指します。

セッションは、目標達成や問題解決といった最終目標(ゴール)に向けて、 成果を積み重ねていく上での道標(マイルストーン)であり、 クライアントが起こした行動の検証と、次のステップに向けての行動を 明確にする"場"であると位置づけます。

東京コーチング協会では、 この一連のプロセスをいわゆる「コーチング」と呼び、 先の「コーチングセッション」と区別することで、 みなさんにコーチングに対する理解を深めていただこうと考えています。

コーチングガイド

TCAはCCEプロバイダー
TCA情報局
そもそもコーチングって何?コーチングガイド
会員検索
会員登録はこちら
PAGE TOP